【10月開催報告】子どもの自立を支える家族の会「紬の会」
こんにちは。子どもの自立を支える家族の会「紬(つむぎ)の会」スタッフです。
「紬の会」は、ひきこもりや子どもの自立に悩む家族が集い、困りごとや不安を語り合い、互いに支え合う会です。臨床心理士等の専門スタッフがご家族に寄り添い、心の負担が軽くなるようにサポートします。⇒開催日程、詳細はこちらから
朝晩が冷えるようになり、温かい飲み物が恋しくなってきました。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
10月20日(月)、2025年度第7回「紬の会」を開催しました。
今回のテーマは「相手の気持ちを聞いてから話す」。
親から子どもに何かを伝えたいときに、どうしたら上手く伝えられるか。今回は「受診を促したい時」を例に、具体的なやり取りを参加者の皆さんと一緒に考えました。
今回は、紬の会としては初めて、VRプログラムを導入してロールプレイを行いました。

VR(バーチャルリアリティ)を利用すると、あたかも目の前に子どもがいるような感覚でやりとりをシミュレーションできます。参加者の方からは、「VRに出てくる親を見ていると、子どものためと思っていても、実際は自分自身の思いをぶつけていることがわかった」「子どもの気持ちを受け止めることが大切ですね」といった声が寄せられました。
子どもが負担を感じずに受け止められるやりとりとして、表情や言葉を柔らかくして共感的に接すること、「試してみよう」とか「そうしてくれるとお母さん嬉しいな」などと声掛けすることが大切だということを、皆さんと確認して今回は終了となりました。
たくさんある親としての思いの中から、何を言葉にして、どう伝えていくか。こうしなければならない、といった正解はありません。ただ、少し距離を置いてみてみると、「こんなふうに声をかけると、相手に想いが伝わるんだ」と気づくことがあります。
今後も引き続き、「紬の会」で皆さんと考えていけたら幸いです。
次回のご案内:
2025年11月10日(月)10:30~12:00
テーマ:『コミュニケーション』の技術を知る――自分の意見を控えて声かけをする
初めての方のご参加も歓迎しております。どうぞお気軽にご参加ください。
※本事業は(公財)新宿区勤労者・仕事支援センターの委託を受け、NPO法人CNSネットワーク協議会
が実施しています。


